聖書(出エジプト記31章)紹介


出エジプト31章

1. 聖所のための職人の任命 (31:1-11)

神はモーセに、聖所やそのすべての備品を作るために特別に選ばれた職人たちについて指示します。具体的には、ベツァルエル(ユダ族)とオホリアブ(ダン族)が選ばれ、神が彼らに知恵と技術を授けたと記されています。彼らは、契約の箱、燭台、香の祭壇、幕屋のためのすべての備品を作る責任を担うことになります。

2. 安息日の遵守 (31:12-17)

神はモーセに、安息日を厳守するように命じます。安息日はイスラエルの民と神との間の永遠の契約のしるしであり、6日間働き、7日目を休むことが定められています。安息日を守らない者には死刑が科せられるという厳しい警告も含まれています。

3. 石の板 (31:18)

この章の最後では、神がシナイ山でモーセに二枚の石の板を授けたことが記されています。この石の板には、神が指で書かれた戒めが記されています。

出エジプト記31章は、イスラエルの民が神の命令に従い、聖所を建設するために必要な指導者と職人を任命すること、そして安息日の重要性について強調しています。



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