創世記41章
セフがエジプトのファラオの夢を解釈し、その結果としてエジプトの全土を管理する役職に就く物語が描かれています。
ファラオの夢
ファラオは2つの夢を見ます。1つ目の夢では、ナイル川のほとりで7頭の肥えた牛が現れた後、7頭の痩せた牛が現れ、その痩せた牛たちが肥えた牛を食べ尽くします。2つ目の夢では、1本の茎に7つの豊かな穂が実った後、7つの干からびた穂が現れ、その干からびた穂が豊かな穂を飲み込んでしまいます。
ヨセフの解釈
ファラオはこの夢の解釈を求めますが、エジプトの知恵者や魔術師たちには解釈できませんでした。そのとき、以前ヨセフと共に牢獄にいた献酌官が、ヨセフの夢解釈の力を思い出し、ファラオにヨセフを紹介します。ヨセフは神の力によって夢を解釈し、7年間の豊作の後に7年間の飢饉が訪れることを予言します。
ヨセフの昇進
ファラオはヨセフの知恵を認め、彼をエジプトの全土を管理する者として任命します。ヨセフは豊作の7年間に穀物を備蓄し、飢饉の7年間に備えます。その結果、エジプトは飢饉の時にも食料が十分にあり、周辺の国々からも穀物を求めて人々が集まるようになります。
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