創世記36章
エサウ(別名エドム)の子孫について詳述した章です。この章は、エサウの家系図を通じてエドム人の起源を説明しており、エサウの家族や彼の子孫がどのようにしてエドムという民族を形成したかが描かれています。
エサウの家族
章の冒頭で、エサウの妻たちとその子供たちが紹介されます。エサウはカナン人の女性を妻に迎え、彼の妻たちとその出身が記されています。エサウの妻たちの名前は、アダ、オホリバマ、バスマテです。エサウはこれらの妻たちとの間に多くの子供をもうけますが、ヤコブとの不和や財産の増加により、エサウはカナンの地を去り、セイルの山地に住むようになります。
エサウの子孫
エサウの息子たちとその子孫について詳述されています。エサウの息子たちはそれぞれエドム人の族長となり、彼らの名はエサウの家系図として記録されます。彼の息子たちには、エリファズ、レウエル、エウシュ、ヤラム、コラといった人物がいます。これらの族長たちは後にエドムの地を治める指導者たちとなります。
セイルの子孫とエドムの族長たち
この部分では、セイルの子孫、すなわちホリ人の族長たちについても言及されています。エサウの子孫とセイルの子孫がエドムの地に共存し、やがてエドム人として統合されていきます。
エドムの王たち
セイルの地で、エドムの王たちがエサウの子孫から選ばれ、支配を行っていたことが記されています。これらの王たちは、イスラエルに王が立つ前に治めていたとされ、エドムの統治の歴史が紹介されています。
エドムの族長たち
最後に、エサウから出たエドムの族長たちの名前が再び列挙されます。これらの族長たちは、エドムの各地域を統治していたとされ、エサウの子孫によるエドムの地の支配が確立されていたことがわかります。
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