創世記31章
ヤコブがラバンから逃げ出す物語です。この章は、ヤコブがラバンの家を去り、故郷に戻る決断をする過程を中心に描かれています。
ヤコブとラバンの関係悪化
ヤコブはラバンの息子たちが彼に対して敵意を持っていることに気づきます。また、ラバンの態度も変わってきていることを感じ取ります。神はヤコブに故郷に帰るように命じます。ヤコブはラケルとレアにラバンの家での困難な状況や神からの指示を説明し、彼らもヤコブに従うことに同意します。
ヤコブの脱出
ヤコブは家族と全ての所有物を持って、密かにラバンの家を去ります。ラケルは父ラバンの偶像を盗みます。
ラバンの追跡
ラバンはヤコブが逃げたことを知り、彼を追跡します。7日後、ラバンはヤコブに追いつきますが、神が夢でラバンにヤコブを害してはならないと告げたため、ラバンはヤコブを非難するものの、害を加えることはしません。ラバンは盗まれた偶像を探しますが、ラケルが巧妙に隠したため見つかりません。
ヤコブとラバンの和解
ヤコブはラバンに対して20年間の苦労を訴え、ラバンとの間で積もった不満をぶつけます。ラバンは和解を求め、二人は協定を結びます。彼らは石の塚を築き、その場所で誓いを立て、平和を保つことを約束します。最終的に、ラバンは家族を祝福し、別れを告げて去ります。
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