創世記3章
創世記3章は、人間の罪の始まりとその結果を描いた重要な章です。以下が主な内容です:
蛇の誘惑: 蛇がエバに近づき、神が禁じた「善悪の知識の木」の実を食べるよう誘惑しました。蛇は「その実を食べると、あなたの目が開け、神のように善悪を知るようになる」とエバに言いました。
罪の堕落: エバはその実を見て、食べたくなり、一口食べました。その後、彼女はアダムにも与え、彼もそれを食べました。これにより、二人の目が開かれ、自分たちが裸であることに気づき、いちじくの葉で覆い隠しました。
神の問いかけと裁き: 神が園を歩き回っているとき、アダムとエバは神の声を聞いて隠れました。神は彼らに、何をしたのか問いかけ、アダムはエバを、エバは蛇を責めました。
神の罰: 神は蛇、エバ、そしてアダムに対して罰を与えました。
蛇: 他の動物よりも呪われ、腹ばいで地を這い、人間と敵対するようになりました。
エバ: 出産時に苦しみが伴うようになり、夫に支配されることになりました。
アダム: 地は呪われ、労働が苦しいものとなり、最終的には死んで土に帰る運命を与えられました。
エデンの園からの追放: 神は、アダムとエバが「命の木」の実を食べて永遠に生きることを防ぐため、彼らをエデンの園から追放しました。園の入り口には、命の木を守るために、炎の剣を持ったケルビムが置かれました。
人間が神の命令に背き、罪が世界に入り込む過程と、その結果としての苦しみと死を説明しています。
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